脂質異常症(高脂血症)に自覚症状や他覚症状はありますか?

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血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールが高い値となったり、善玉コレステロールが低い値になることを脂質異常症(高脂血症)と呼んでいます。

 

厳密には、善玉コレステロールが低い時に高脂血症と呼ぶのはおかしいという事が言われています。近年は高すぎても低すぎても適切な呼び名と言う事で、脂質異常症という言い方の方がよく使われています。

 

では、脂質異常症(高脂血症)と言われた場合、自覚症状はあるのでしょうか?

脂質異常症(高脂血症)の自覚症状とは

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一般的には、中性脂肪や悪玉コレステロールの値が少々高くても、どこかが痛むとか吐き気がするなどの症状は特にありません。
肥満している人の場合は、肥満のために息切れがしやすいなどの症状はあり得ますが、脂質異常症(高脂血症)に特有の症状と言うものはありません。

 

しかし、脂質異常症(高脂血症)が進行して動脈硬化になった場合は、動脈硬化による症状が出ることがあります。

  • 狭心症
  • 心筋梗塞
  • 脳梗塞
  • 大動脈解離
  • 大動脈瘤

など、いずれも命に関わります。
中性脂肪が非常に高くなると、膵炎となり腹部に激痛が起きます。

どうやって発見するの?

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このように、軽度の場合は自覚症状がなく、進行して症状が出た時には命に関わるような疾患だという点が、この病気の侮れない点です。

 

また自分で気づくことができる症状として、中性脂肪が非常に高い場合は、ニキビのような黄褐色の小さな丘疹(少し盛り上がった湿疹)がお尻や太ももの裏面、肘、膝、首の後ろなどにできることがあります。

 

40歳以降の場合、健康診断で脂質異常症を指摘される人は、非常に多いです。
「なんだお前もか」と、周りもみんな脂質異常症だったというケースもあります。

 

そのため、「これくらいは誰にでもある事」と侮ってしまいがちです。
そういう方は精密検査を受けずに放置し、重篤な状態になっていたという人も少なくありません。
しかし、脂質異常症は決して侮ってはいけない疾患です。

脂質異常症(高脂血症)の3つのタイプについて

脂質異常症(高脂血症)には、以下の3つのタイプがあります。

  1. 高LDLコレステロール血症
  2. 低HDLコレステロール血症
  3. 高トリグリセライド血症(高中性脂肪血症)
高LDLコレステロール血症

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まず、高LDLコレステロール血症は、俗にいう悪玉コレステロールのLDLコレステロールが血液中に多い状態です。LDLコレステロールとは、肝臓で作られたコレステロールを体中に運ぶLDLに包まれたコレステロールです。

 

この値が高いと、血管の壁にコレステロールが必要以上に付着し、動脈硬化の危険が高まります。
このLDLコレステロール値を簡単に計る方法があります。
総コレステロール値-HDLコレステロール値-(中性脂肪値÷5)です。

 

ただし、この式は、中性脂肪値が400mg/dl以上の時は、使えません。
基準値は、一般男女で60~139mg/dlです。

  • もともと心臓の悪い人
  • 糖尿病の人
  • 慢性腎臓病を患っている人
  • 高血圧や高齢の人

は、できるだけ低い数値になるように努力する必要があります。

低HDLコレステロール血症

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低HDLコレステロール血症は善玉のHDLコレステロールが低すぎる状態です。
HDLコレステロールは、余分なコレステロールを回収して、肝臓に戻すHDLに包まれたコレステロールです。
この値が低いと、余分なコレステロールの回収が進まず、血管内にコレステロールがたまりやすくなります。やはり、動脈硬化になる原因です。
基準値は、男性が32~74mg/dl、女性が36~84mg/dlです。

高トリグリセライド血症(高中性脂肪血症)

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高トリグリセライド血症(高中性脂肪血症)は中性脂肪が多すぎる状態です。
中性脂肪は、体を動かすエネルギー源ですが、基準値を超えてはいけません。

 

その値は、30~149mg/dlです。計る時間によって数値が変わります。
中性脂肪値が高いと、悪玉コレステロール値も高くなる傾向があります。

脂質異常症(高脂血症)の予防方法について

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脂質異常症(高脂血症)とは遺伝や他の病気が原因でないため、

  • 食べ過ぎや飲みすぎ
  • 肥満
  • 運動不足

が原因で発病します。

 

脂質異常症には以下の3つのタイプがあります。

  1. 高LDLコレステロール血症
  2. 低HDLコレステロール血症
  3. 高トリグリセリド血症(高中性脂肪血症)

脂質異常症は食生活が大きく影響しているため、予防の方法は食生活の改善が第1です。
脂質異常症のタイプによっても若干の差はありますが、基本的な予防方法は同じです。

脂質異常症(高脂血症)の予防方法

正しいエネルギー量を摂取する

まずは、自分の適切なエネルギー量を知り、正しい量を摂取するように心がけましょう。
適正エネルギー量の計算方法は、
標準体重(kg)×25~30(kcal/kg)で求めることができます。

コレステロールを控える

次に、コレステロールを多く含む食品の摂取を控えましょう。

  • 卵類
  • レバー、もつなどの内臓類

に多く含まれているので注意することが必要です。

脂質の量と質に気をつける

そして、脂質の量と質に気をつけることも大切です。
脂質には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があります。

飽和脂肪酸とは

主に肉の脂身やバターなどに多く含まれていてコレステロールを増やしてしまいます。

不飽和脂肪酸とは

植物油や魚介類などに含まれていてコレステロールを減らす働きがあります。

 

飽和脂肪酸を多く含む食品を控え、植物油や魚油をバランスよく摂取しましょう。
ただし、カロリーはどちらも1gあたり9kcalと高カロリーです。
コレステロールを下げるからといって魚油でも摂りすぎるのはいけません。
脂質から摂取するカロリーは全体のカロリーの20~25%に抑えましょう。

その他

また、

  • 血清コレステロールの低下作用がある食物繊維を積極的に摂ること
  • 中性脂肪の上昇を促す糖質やアルコール類の摂取を控えること

なども大切です。
食事のほかには、適度に運動することや、禁煙するということも予防になるので食事療法と同時に実践してみてはいかがでしょうか。

 

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